2016年1月1日金曜日

Happy New Year

日本では、Happy new yearは「あけましておめでとう」の意味だと習った。間違っているわけではないが、Happy new yearには、日本の学校では教えていないもう一つの意味がある。「良いお年をお迎えください」である。
クリスマスを過ぎた後、年明けまで会わないと思われる人と別れるとき、皆が必ず言うのは、「Happy new year!」である。アメリカでは、12月31日は休みではないが、皆早く帰るのが一般である。帰る際に皆口々に言うのは「Happy new year!」である。

12月30日だとこんな会話が交わされる。
「Are you coming to the office tomorrow?」
「 No. Are you?」
「Probably. 」「Happy new year!」

明らかに、人々は「Happy new year」を「良いお年をお迎えください」という意味で使っている。

日本だと、1月中は、その年初めて会った人に対して「あけましておめでとうございます」というが、Happy new yearは、クリスマスが過ぎたらMerry Christmasと言わないのと同じように、正月が過ぎるとすぐ使われなくなる。


たかがHappy new yearでも、日本とアメリカで使い方が全く違うように、国が違えば日本にいるだけでは分からないような違いがある。なのに日本ではなんでも海外のもの、特にアメリカの制度などを何も考えずに日本で採用しようとする傾向にある。日本とアメリカの違いを何も考えないままに。ロースクールもしかりである。